五郎兵衛米で知られる長野県でも有数の米どころ、旧浅科村の丘陵地に立つ一本桜。江戸時代、全ての私財を投じてこの地を開拓し、その後何ら私することがなかった市川五郎兵衛に感謝した村人たちが、五郎兵衛の没後100年目の年に神社を創建。その時、五郎兵衛の故郷である群馬県から桜の苗木が記念樹として贈られるが、苗木を貰いに行った村人達は通行手形を所持しておりませんでした。しかし五郎兵衛の偉業に感動していた関所役人は村人達を温情で通関させたと伝えられています。「関所破りの桜」という呼び名はこれに由来。浅間山とこの田園地帯を望む桜は、写真愛好家の人気スポットです。(樹齢推定250年、幹回り3.5メートル)
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