塩の道祭りは、例年ゴールデンウィークの連休に、北は小谷村から白馬村を経由して、南は大町市までを結んで行われる、春の北アルプス山麓の一大イベント。往時を偲んで昔の旅姿でウォーキングを楽しんだり、北アルプス山麓の写真を撮ったりと、楽しみ方は色々。地元住民からの歩荷(ぼっか)汁、漬物等の振舞いや記念品のプレゼントなど、催しも盛りだくさん。
※「塩の道」とは、古来、日本海の塩が内陸部に運ばれた千国街道のことを呼んでいます。日本海糸魚川から信州松本城下までの約120kmの道中は、信州と越後を結ぶ動脈として塩や麻など海陸の物資が運ばれ、新道の整備される明治20年前後までは経済路線としての重要な役割を果たしていました。現在は自然遊歩道として所々が整備され、民俗・自然・石仏の宝庫として、歩く人々に深い郷愁を誘う道となっています。
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