志賀高原 | 問/志賀高原観光協会 ・0269-34-2404 |
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レンゲツツジ (6月上旬〜下旬) 国立公園として豊かな植生を保全している志賀高原には高山植物が豊富だ。明るい紅色で初夏の高原を彩るレンゲツツジは、一沼(写真)や蓮池、田ノ原湿原、木戸池などで鑑賞することができる。
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| ミズバショウ (笠ヶ岳水ばしょう園 5月中旬〜下旬)
湿地に自生し発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開く。これが花に見えるが仏炎苞は葉の変形したものである。志賀草津ルート平床から入った所に笠岳水ばしょう園あり。 |
| リュウキンカ (笠ヶ岳水ばしょう園他 5月〜6月上旬)
茎が直立し、黄金色の花をつけることから立金花と呼称されるようになった。茎の先端および葉腋から長い花柄を伸ばし、径2.5-3cmの黄色い花をつける。 |
| ミツバツチグリ (5月〜6月)
茎の高さは15-30cmになる。葉は3枚の小葉からなり、小葉の形は長楕円形-卵形で縁には鋸歯があり、葉柄の基部には托葉がつく。 |
| オオバキスミレ (長池 5月中旬〜6月中旬)
和名の由来は、他のスミレと比べて葉が大きく黄色の花であることによる。直径1.5 cm程黄色の花弁で、紫色の線が入っている。 |
| クリンソウ (蓮池 5月中旬〜6月)
山間地の、比較的湿潤な場所に生育し、時に群生する。高さ50cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である。 |
| ツマトリソウ (5月中旬〜6月)
先端の葉腋から花柄を伸ばし、白色の径1.5-2cmの花を上向きにつける。花冠は7弁に分かれて咲き、雄しべは7個、雌しべは1個ある。 |
| イワカガミ (蓮池 5月中旬〜6月)
和名のイワカガミ(岩鏡)は、岩場に生えることと、光沢のある葉を鏡に見立ていることに由来する。花茎は10〜15cmで、5〜10輪の花を横向きにつける。 |
| ミツガシワ (下の小池、蓮池 5月下旬〜6月)
地下茎を横に伸ばして広がる。葉は複葉で3小葉からなる。白い花を総状花序に多数つける。睡菜(スイサイ)と称し苦味健胃薬として用いる。 |
| エンレイソウ (長池、三角池 5月下旬〜6月)
太く短い根茎から、高さ20-50cmの茎が一本伸び、その先端に3枚の葉を輪生する。葉は葉柄を持たず、茎から直接生ずる。 |
| ムラサキヤシオ (田ノ原湿原他 5月下旬〜6月)
ムラサキヤシオは2-3mの低木でよく分枝する。葉は互生だが、枝先に数個輪生状に付く。花が咲いてから展葉する。 |
| ツバメオモト (長池 5月下旬〜6月)
葉は倒卵状長楕円形で、長さ15-30 cm、幅 3-9 cmで、数枚を生じてすべて根生する。葉質は柔らかいがやや厚みがあり、はじめは縁に軟毛がある。花は白く、開花時にはやや下を向く。花被片は長さ10-15
mmで6枚。山野草のなかではよく目立ち、存在感のある花である。 |
| マイヅルソウ (5月下旬〜6月)
根茎を横に伸ばしよく繁殖する。茎は高さ10〜20cmほど立ち上がり、途中に2枚のハート形の葉をつける。実は、最初はうずらの卵のように汚れた斑に覆われた白っぽいもので、熟すと赤くなる。 |
| コミヤマカタバミ (長池 5月下旬〜7月)
ピンクがかった白い小さな花を咲かせる。まれに赤や紫の花も見られることがある。葉は、中央に線の入ったハート型の三枚の葉よりなる。 |
| ミツバオウレン (長池 5月下旬〜7月)
白い花弁にみえるのは萼片で5枚あり、長楕円形。花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より小さい。果実はほぼ卵形の袋果で矢車状に開出する。 |
| ヒメシャクナゲ (田ノ原湿原 6月上旬〜7月上旬)
枝の先端に2-6個のピンク色の花からなる散形花序をつける。花柄は直立して長さ1-2cmになり、その先端に下向きに長さ5-6mmのつぼ形の花冠をつける。 |
| クルマムグラ (6月上旬〜7月上旬)
茎は立ち上がり、高さ10〜20cmほど。葉は輪生し、下部の葉は8〜9枚、上部では6枚付くことが多い。オククルマムグラとの違いは、茎や葉の裏面などに毛がないこと。 |
| ワタスゲ (田ノ原湿原他 6月中旬〜7月上旬)
高さ30-50cm。花期は5-6月。白い綿毛を付ける果期は6-8月。花が終わると直径2-3cmの名前の由来ともなっている白い綿毛を付ける。この綿毛は種子の集まりである。志賀草津ルート沿いの田ノ原湿原の群落は圧巻。ほかに四十八池やワタスゲ平などにも群生しています。 |
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オオダイコンソウ (6月中旬〜7月)
低地〜山地の草地などに生え、茎の高さは60〜100センチ。茎葉は3小葉。托葉は大きく、鋸歯がある。枝先に直径約1,5〜2センチの黄色の5弁花を数個つける。 |
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ギンラン (6月中旬〜7月)
高さ10〜30cmの小さな多年草。 茎を直立させて茎頂に数個の白色の小さな花をつけるが、花冠はほとんど開かないのが特徴。和名はキンランに比べて白花のため。 |
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ハクサンチドリ (6月中旬〜7月)
ラン科ハクサンチドリ属の多年草の高山植物。和名は白山に多いこと、花の付き方が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名付けられた。の高山帯の湿り気のある場所に生える。 |
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ギンリョウソウ (6月中旬〜8月)
湿り気のある林の中に生息する、草丈10〜20cmの腐生植物。葉緑素を持たず、落ち葉などを養分にして育つ。和名は、その姿を銀色の龍に見立てたもの。 |
| ヒオウギアヤメ (ワタスゲ平、木戸池、大沼池など 6月中〜7月)
和名は、葉の出方が檜扇(ヒオウギ=ヒノキの薄板を重ねた扇で、古くに宮中などで用いたもの)に似ることに由来する。高さは70cmほどになる。本州では高山の湿地に自生。 |
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ハクサンシャクナゲ (7月上〜下旬)
花は白から淡い紅色で、内側に薄い緑色の斑点がある。亜高山帯の暗い針葉樹林内を彩る代表的な花である。 |
| ニッコウキスゲ (7月上旬〜8月上旬)
オレンジがかった山吹色の鮮やかな花は形状ものびやかで親しみがもてる。志賀高原では蓮池や木戸池付近に群落をつくり、旅人たちを賑やかに出迎える。 |
| ヤナギラン (7月末〜8月末)
志賀高原一帯であちこちに群生している花。鮮やかな赤紫色が周囲の緑とくっきりとしたコントラストを描き、美しい。花が白色の種類もあり、シロバナヤナギランと呼ばれる。
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| オヤマリンドウ (8月中旬〜9月中旬)
高さ40〜70cmほどの茎の上部に、紫色の筒状の花が数個ずつ段をなして咲く。群れて咲く風景はしっとりと落ち着いた美しさだ。 |
| 東館山高山植物園 (7月〜8月)
発哺温泉近くからゴンドラリフトに乗って山頂駅へ。約3万坪の植物園には500種以上もの高山植物が。遊歩道をたどり園内を一周すれば、有名な花から珍種まで多彩な花めぐりが手軽に楽しめる。 問/東館山ゴンドラリフト ・0269-34-2231
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