北アルプスとミズバショウの群生 (6月中旬〜下旬)
標高1900mの高層湿原、栂池自然園。入口を踏み入ると、最初にミズバショウ湿原がある。白馬連峰をバックに純白の花が群れ咲く景色は、シャッタースポットとしておすすめだ。ミズバショウ湿原の遊歩道コースをたどれば、手軽に鑑賞が楽しめる。
コバイケイソウ (6月下旬〜7月)
山地草本の中では大型で、高さは1mほどになる。6月下旬から7月に穂の先に白い花をつける。花茎の先端部は両性花、横に伸びる花は雄花。群生することが多く、初夏の山を代表する花の一つ。
タカネザクラ (6月下旬〜7月中旬)
日本に自生するサクラ属の基本野生種の一つ。栂池自然園では残雪の白馬乗鞍岳をバックに咲いています。標高1500m〜2800m付近の山岳地帯に生えることが多いことから、別名はミネザクラ(峰桜)。
ワタスゲ (7月中旬〜8月上旬)
自然園入口に近いミズバショウ湿原を過ぎて奥へ進むと、ワタスゲ湿原がある。また浮島湿原などにも群生が。一面にフワフワと純白の果穂がそよぐ景色はなんともメルヘンチックで、心が和む。
ニッコウキスゲ (7月中旬〜8月中旬) ワタスゲ湿原など自然園の中間部に群落を作る。鮮やかな色といい、花の形といい、夏の信州の高原を代表する花の印象があり、草原に群れて咲く姿には迫力さえ漂う。信州では霧ヶ峰の群生が有名。