問/中央アルプス観光  ・0265-83-3107
シナノキンバイ

千畳敷カールお花畑  

宝剣岳直下に広がる千畳敷カールには、種類も豊富な高山植物のお花畑が。(写真はシナノキンバイ)


コイワカガミ
コイワカガミ (6月〜7月)

乾いた草地などに生える常緑の多年草。千畳敷カールの遊歩道を歩くと、ところごころにポツポツと咲いている。「岩鏡」という名は、岩場に多く咲くことと、ツヤのある葉を鏡に見立てたことから付いたもの。

ハクサンイチゲ
ショウジョウバカマ (6月下旬〜7月中旬)

花茎はその中から出て高さは10〜20cm、先端に横向きに花が付く。花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいる。

ハクサンイチゲ
タカネザクラ (6月下旬〜7月中旬)

タカネザクラは別名・峰桜(ミネザクラ)といい、標高2600mの千畳敷では6月末から7月初旬に開花、桜の中で最も標高の高いところに生え、日本で最も遅く咲く桜とされている。

ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ (6月〜8月中旬)

高さ15〜40cmの草花で、高山の湿気のある草原に群落をつくる。ハクサンは石川県の白山にちなみ、イチゲは一花と書いて、1株に1つの花を咲かせることから付いた名。千畳敷の遊歩道に沿ってたくさん咲いている。

クロウスゴ
クロウスゴ (7月)

樹高は0.5〜2mになる。若い枝には著しい稜があり、基本的には緑色であるが、しばしば赤みを帯び、毛は無い。葉は長さ0.5〜1mmの葉柄をもって互生する。

ハクサンイチゲ
ミヤマクロユリ (7月上旬〜8月上旬)

花は褐紫色で直径3 cm程度、釣鐘の形をした花が下向きに咲くのが特徴。多年草。地下にりん茎があり、茎は10〜30 cmになる。

ハクサンイチゲ
キバナノコマノツメ (7月〜8月)

和名の由来は、黄色の花で葉の形状が馬の蹄(駒の爪)に似ていることから。直径1.5〜2 cmの花弁は黄色の花を一つ付ける。唇弁は大きく褐紫色の筋が入り、上弁と側弁がそり返る。

ハクサンイチゲ
ミヤマシオガマ (7月〜8月)

砂礫地や乾いた草地に生える。高さは5〜15cm程度。シダのような葉は、同属のヨツバシオガマやタカネシオガマに似るが、小葉が更に細かく切れ込んでいることで区別ができる。


ツガザクラ (7月〜8月)

和名は、葉が針葉樹のツガ(栂)に似、花がサクラ色をしていることによる。枝先に散形花序をつけ、2〜6個の花を横向きにつける。花柄は細く、長さ1〜2.5cmになり、微毛と腺毛が生える。


ミヤマキンポウゲ (7月〜8月中旬)

高さは10〜50 cm。葉は大きく3つに裂け、 裂片はさらに細かく裂けている。花は黄色い直径2 cmほどの5弁花で、丸みを帯びている。
ウラジロナナカマド
チングルマ (7月〜8月中旬)

高山植物の代表的な花の一つ。花の名は(稚児車)から転じたもので、その形状を風車に見たてたとか。

ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンバイ (7月〜8月中旬)

高山のお花畑の代表的な花の一つ、千畳敷カールから稜線にかけて広い範囲で生息している。

アオノツガザクラ
アオノツガザクラ (7月〜8月中旬)

淡い黄緑色の壺型をした花が、恥じらっているかのように真下に向かって咲く。遊歩道沿いのそこここにポツリポツリと咲いているので、よく探しながら歩こう。

シナノキンバイ
シナノキンバイ (7月〜8月中旬)

高山に湿性お花畑をつくる代表的な花で、群生することが多い。高さ20〜70cmの茎のてっぺんに、ウメに似た鮮やかな黄金色の花が咲く。遊歩道のあちこちにビュースポットが数多くある。

ハクサンイチゲ
ミヤマダイコンソウ (7月〜8月中旬)

高山の石礫地に咲き、ときに大きな群落を作る。長い枝先に名前に似合わない可憐な花をつけている。乗鞍浄土への登山道わきに多く見かける。
ハクサンイチゲ
ヨツバシオガマ (7月〜8月)

葉まで美しいというのを「浜で美しい」とかけて、塩釜とつけられたという。多年草で高さ30〜60cm、茎の葉が4枚づつ輪生する。
ハクサンイチゲ
エゾシオガマ (7月〜8月)

上記と同属の多年草。エゾの名はあるが本州中部山岳にも生育している。
ハクサンイチゲ
タカネグンナイフウロ (7月〜8月)

高原や山地草原に生えるグンナイフウロの高山型。茎頂に集まってつく紫色の花が美しい。八丁坂の登山道わきに多く咲いている。
ハクサンイチゲ
ウサギギク (7月〜8月)

遊歩道脇の日当たりの良い草むらなどによく咲いている小さなキク。名前の由来は、対生する葉をウサギの耳に見立てて命名されたと言われている。
ハクサンイチゲ
ウメバチソウ (7月〜8月)

梅の花によく似ており、梅鉢形の家紋によく似た花なので、この名がつけられている。高山の湿り気のある場所にひっそりと咲く清楚な花。
ハクサンイチゲ
チシマギキョウ (7月中旬〜8月)

千畳敷カール上部、乗越浄土近くの岩場でよく見られる。開花期間も長く、夏山シーズン中見事な花を咲かせてくれる。
ハクサンイチゲ
ミヤマリンドウ (7月〜9月)

高山草地のお花畑を飾る代表的な花の一つ。茎は高さ10cmたらず、花は1〜2cmの小さな花だが、陽を受けると星をまいたように開花する美しい花。


 ●山の花だよりインデックス

たびネット信州 www.tabinet-jp.com ©Sankosya Inc. All rights reserved.