長野県最南端天龍村、天竜川沿いの峡谷を分け入った山深い小さな集落坂部に、約600年前から続くとされる伝統行事(湯立神楽)で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。1月4日夜から5日朝方にかけて、村のはずれの大森山諏訪神社で、神子と呼ばれる舞い手が夜を徹して舞や神楽を披露。5日明け方5時頃には、鬼の面「たい切り面」が登場してクライマックスを迎えます。
※ 湯立神楽(ゆたてかぐら)は日本の伝統的な神楽の形式のひとつ。釜で湯を煮えたぎらせ、その湯をもちいて神事を執り行い、無病息災や五穀豊穣などを願ったり、その年の吉兆を占う神事の総称である。別名を「湯神楽(ゆかぐら)」とも言う。
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