国の選択無形民俗文化財に指定される、武水別(たけみずわけ)神社の『大頭祭』(だいとうさい)は毎年12月10日〜12月14日の期間齋行されます。その年の五穀豊穣を神に感謝する新嘗祭(にいなめさい)で、記録に残るだけでも約400年以上の歴史があります。祭は、五人の頭人(とうにん)を中心に進行し、頭人の最上位の三番頭を大頭と呼ぶことが、大頭祭の名の由来です。「御頭帳」(歴代の頭人の氏名を記した書物)の記録で最古のものは、1592(文禄元)年にまで遡ります。斎ノ森神社から武水別神社までの練り行列にはお祝いの宝船が加わり、沿道の拝観者に祝の供物が振る舞われる「御供まき」が行なわれ、行列を作って練り歩くことから、地元では「お練り」とも呼ばれています。
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