「信濃では月と仏とおらがそば」 さらしな姨捨といえば、名月とそばの代名詞
千曲市の姨捨は名月の里として全国に知られる。古くは平安時代の紀貫之から、 この 地の月に心ひかれてやってきた文人・歌人は限りなく、漂白の俳人・松尾芭蕉は ひと月半もの旅を経てこの地を題材にした「更科紀行」を記したという。今でも三峰山の 懐には100uに満たない小さな棚田が2000余りも連なり、のどかな日本の原風 景をつくり出している。 芭蕉も訪ねたという観月の寺・長楽寺や阿弥陀四十八願にち なんで名づけられたという 四十八枚田の田毎の月など、月にちなんだ名勝も多数。秋 の中秋の名月の頃には観月祭も開かれ、 名月の照らす秋の夜長を楽しませてくれる。 問/千曲市経済部商工観光課 TEL 026-275-1753