妙高三田原山は、長野・新潟県境にそびえ立つ妙高山の西側を三日月型の円で取り巻くように横たわる外輪山。妙高高原町杉野沢から妙高小谷林道を車で笹ケ峰国民休暇村と杉ノ沢との中程にある地点池ノ峰に向かい、三田原山を目指してスタート。標高1310mの池ノ峰第一パーキングから三田原山山頂2300mまで高度差約1000m直登にアタックする。この三田原山山岳行には定まったルートがない。雪を被った雑木林の中、左手に雪の池ノ峰を見ながらなだらかな裾野で足ならし500m程歩いてから、斜面にアプローチ、後は山頂を目指して黙々と歩を進めていく。ダケカンバなどの低木が目立ち始める標高2000mエリアで斜度が35度〜40度と一気にきつくなる。この斜面を踏破するとそこが山頂、360度の山岳パノラマ、ダイナミックに展開する自然の中、すり鉢状の火口の中からひょっこり顔をのぞかせる妙高の本山を取り囲むように三田原山の山頂尾根が雪山のチャレンジャーたちを歓迎し白く輝いている。
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