ミヤマキンポウゲ

ニリンソウの群生 (明神・徳沢 5月中旬〜6月上旬)   

純白の花が2つずつ対をなして咲く可憐なニリンソウ。明神から徳沢にかけて群生が見られる。梓川の両岸に続く自然探勝路をたどり、明神池などの景色も楽しみながらゆっくり歩こう。


ウラジロヨウラク
ニリンソウ (明神・徳沢 5月中旬〜6月上旬)

深く裂けた根生葉を持つ。茎に3枚が輪生する葉には、サンリンソウのような柄はない。3-6月に、白い萼片を持つ花をつける。

ワタスゲ
コナシ (小梨平 5月下旬〜6月上旬)

上高地の玄関口でありシン {ルでもある河童橋。この一帯は地名にもなるほどのコナシの花の名所。穂高連峰の残雪と呼応するように、真っ白な5弁の花が咲き競う。この季節は上高地屈指のビューポイントだ。

イワカガミ
サンカヨウ (5月中旬〜6月上旬)

河童橋から徳沢へと続く自然研究路を歩けば、湿った針葉樹林の林床によく見られる花。清楚な白色の美花は、登山者にもなじみ深い。

タテヤマリンドウ
エンレイソウ (5月中旬〜6月上旬)

上高地河童橋から明神池、徳沢に至る自然研究路を散策すると、湿った樹林帯の所々に見られる。ユリ科の植物でシロバナエンレイソウも。
タテヤマリンドウ
シロバナエンレイソウ


ユキワリソウ
ベニバナイチヤクソウ (6月)

深山から亜高山帯の腐植に富んだ樹林下に群落を作る。高さ15〜25センチメートルの花茎を出し、桃色の5弁花を斜め下向きに開く。

ミヤマアズマギク
ツマトリソウ (6月)

和名の由来は、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目の一つである褄取りに似ているため。
ヤマシャクヤク ヤマシャクヤク (6月)

名の由来は、山地帯に生え全体がシャクヤクに似ていることによる。緑色の葉形の萼片があり、ふつうは3枚。バナナに似た形状の雌しべの周りには先端が黄色の雄しべが多数付く。

チングルマ
イワカガミ (6月〜7月)

常緑の葉は丸く、光沢がある。花期は春から夏。花は淡紅色で、花弁は5つに分かれ、その先端はさらに細かく裂けている。花茎は10〜15cm。

クルマユリ
ゴゼンタチバナ (6月〜7月)

高さ5-15cm。葉は2枚の対生葉と液性の短枝に2個ずつ葉が付き、計6枚の輪生に見える。花の咲く株は葉が6枚にまで成長したものである。

クルマユリ
ヤマオダマキ (6月〜7月)

茎は高さ30〜60センチ、開出毛が生える。葉は2回三出複葉で、小葉は扇形で粗く切れ込み、先端は丸い。

クルマユリ
ニッコウキスゲ (7月)

ゼンテイカ(禅庭花)ともいう。地下茎は短く、多数あり、肥厚する部分がある。花茎は直立し高さ40〜70センチメートル。

クルマユリ
クルマユリ (7月)

ユリ科の球根草。花は橙黄(とうこう)色で、小さく、径4〜5センチメートル。葉は輪生する。高さ30〜80cm。

 


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